Apitore blog

Apitoreを運営していた元起業家のブログ

Kinesis Advantage 360の最高のキーマップを探し求めて

先日 Kinesis Advantage 360 を購入した という記事を書いた。その記事を書くまでに何度もキーマップを変え続けて、ようやくたどり着いたキーマップを記事の中でシェアした。あれからしばらく使ったが、どうにもしっくり来なかった。今回の記事は、その後の試行錯誤の末にたどり着いた私にとっての最高のキーマップを紹介したい。

Advantage 360 のデフォルトのキーキャップを大切にした

Advantage 360のキーキャップは場所によって高さと形が最適化されている。しかし私は自分が実際に使うキーマップに合わせる形でキーキャップの位置を変更していた。多少のズレはそのうち体が慣れるだろうと思っていたが、実際には微妙なつっかかりになってタイポが増えた。そこで、Advantage 360の推奨するキーキャップレイアウトに戻し、キーマップだけ変えることにした。自分がどのようなキーマップにしたかはキーキャップを当てにせず体に覚えさせる作戦だ。

Cmd、Ctrl、Option、Escを親指に

Windowsからスタートした私のタイピング人生は小指に Ctrl を担当させていた。Ctrl を使うあらゆる行動が小指に染み込んでいた。5年前からMacを使うようになったが、そのときも Caps を Cmd (Windows でいう Ctrl) に変更していた。タイピング人生を通して左手の小指が大きな役割を持っていた。

しかしAdvantage 360を使うにあたってタイポが連発した。Cmd+ZをやろうとするとCmd+Xを押してしまうのだ。というかCmdと組み合わせるショートカットが尽く失敗する。なぜだ?

Advantage 360と以前までのキーボードを比較してみて気づいたが、CmdからZまでの距離が違うのだ。Zだと思っていた位置はXなのだ。ちなみに私はCmd+Zは左手の中指で押す手癖がついている。中指にとって快適な位置は Advantage360 だとXになってしまう。同様のことが他のショートカットでも起こっていた。

もういい加減、Advantage 360に逆らうのは辞めよう。Advantage 360 が推奨する「主人公親指、共演者その他の指」の冒険に出かけようじゃないか。

最高のキーマップ

以下が今のキーマップである。

Layer0
Layer2

親指に色々と集約した。 左下に割り振っていたCmdはFnに変更した。Fnレイヤーの右手側にマクロを設定して、括弧とかクォートとかを左右1セットで挿入するようにした。これはGoogle docでドキュメンテーションをしているときに地味に便利に動いている。

しかしよく見るとFnレイヤーに違和感があると思う。左手側のキーが「Cmd+何か」になっているのだ。これでは以前と同じではないか?

これには理由がある。最初、Cmdは右手の親指に割り振っていた。そうすることで左手はホームポジションから少しも動かさなくてよくなるからだ。しかし右手でマウス操作しているときに、左手でコピー・ペーストができない事に気付いた。右手がマウスというシーンは miro のようなツールを操作しているときによくある。マウスからいちいちキーボードに手を戻すのはストレスだ。そこで左手の親指にもCmdを割り振ってみたがどうにもしっくりこない。若干遠いのだ。慣れるまで時間がかかるだろう。

そこで親指Cmdに慣れるまでの間、引退した左手小指様にも活躍いただくことにした。「主人公親指、前主人公小指様のもとで修行する」これでいこう。

親指Cmdはまだ定着していない。しばらくは無駄なブログ記事を増やしてタイピングに慣れていこう。