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Apitoreを運営していた元起業家のブログ

Kinesis Advantage 360を購入した

ついに・・・! キーボードを変えてみようと思い立ち、Twitterで見かけた kinesis advantage 360 を探し続けて幾年月。とうとう手に入れた。エルゴノミクスショップでの再販は10分で完売したようだ。色々と試行錯誤したので記録を残しておく。

設定の沼

今回買ったのはいわゆるPROと呼ばれるモデル。BluetoothとZMKファームウェアによる柔軟なキーマップ編集機能が特徴。到着してすぐにキートップの位置を色々と変えたのだが、どうやら位置によってキートップの高さが異なるようで、好き勝手やったら高さがぐちゃぐちゃになった。仕方がないので高さが合う範囲でキートップの位置を変えた。キートップをカスタマイズしたい。オーダーメイドしかないのか・・・?

キーマップは何度も変更した。履歴によると、この記事を書くまでに17回変更したらしい。使っていくうちになんか違うってことを繰り返して現在の形に落ち着いた。Layer足したり色々と変更したりしてみたが、最終的にBase layerだけ色々いじって落ち着いた。

最初はIMEの切り替えは Control + Space を使っていたけど、「今どっちの入力モードだっけ?」と迷うことがしょっちゅうあったので、親指にFnキーをアサインして Karabiner で「英数」と「かな」を割り振ることで解決した。せっかくカスタマイズできるのに Karabiner を使うのか・・・と葛藤したが、ZMKファームウェアのGitHubのコードを読み漁って試行錯誤しても結局実現できなかった。 (やり方を知っている人がいたら教えてほしい・・・)

タイピングの沼

とにかく今までと体験が違うので、タイプミスを連発した。完全に異なるキーボードと感じた。自分の身体に染み付いたタイピングの癖が kinesis advantage 360 ととことん反発した。正しいタイピングを覚えるとともに、親指に大量に割り振られたキーにも慣れていかなければならない。

届いた日の仕事終わりからカスタマイズをはじめて、土日に少し練習した。週明けの月曜の午前に導入し、生産性爆下がりだった。今やることじゃない。

午後にキーボードを戻した。そして気づいた。もう戻れない。。。 中途半端に身体が覚えてしまったので、これまで使っていたキーボードすら使えなくなった。どのキーボードもタイピングができねえ・・・。社会人としてオワタ。

あきらめて kinesis と向き合うことにした。 そして一週間がたった。今このブログを書いている。正直、日曜日にこのキーボードでブログを書こうとしたときはタイピングできなさすぎて諦めていた。1週間仕事で使ったことで、なんとかこのブログを書けるレベルまでにはなった。圧倒的成長にコミットしていく。

使ってみた感想

茶軸はうるさい。キーの重さはそこまで感じない。キートップの質感はあんまり私の好みではない。

湾曲していることのメリットはまだ感じていない。今の時点ではタイポを頻発するのでデメリットだが、慣れてきたらいい感じなのかもしれないなという感覚はある。

カスタマイズ性が高いのは非常によい。キートップの位置を変えたり、キーマップを変更したり、自分の好みを反映出来るのは非常に楽しい。しかしそれはもう二度と JIS や US キーボードには戻れないことを意味している・・・。

電源は入れっぱなしが良さそうだ。電源を入れた時にキーボード左右の同期によく失敗する。これが地味に感じるストレス。

パームパッドが別売りだと知らなくて買えていないので、パームパッドほしい。

おわりに

キーボードを買いすぎた。しかしどのキーボードもすばらしい。次はKeyballがほしい。

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