はじめに
先日、WordNetをシンプルに使えるWebAPIを公開しました。簡単で分かりやすいWebAPIですが、用途によっては冗長な場合もあります。今回は和英/英和辞書だけWebAPIで切り出しました。
API
サンプルコード
解説
WordNetの公式ページはこちらです。商用利用可能です。単語レベルで和英/英和変換できます。
TIPS
名詞はそのまま使えますが、動詞や形容詞は語尾が活用します。WordNetは標準形のみを入力に取ります。「標準形なんてわかんねーよ」って場合は、形態素解析を挟むと良いです。
例えば、Apitoreで公開しているkuromoji WebAPIに単語を入力すると、レスポンスの中にbaseForm
というものがあります。これが標準形です。
例を挙げると、「やってみる」の形態素解析結果から標準形を取ると、「やる」「て」「みる」になります。
使ってみた
例えば「できる」は「capable」になりました。
"entries": [
{
"labelen": "tran",
"labelja": "翻訳",
"pos": "a",
"words": [
"capable"
]
}
]
「やる」は「perform」「do」「make」「execute」になりました。
"entries": [
{
"labelen": "tran",
"labelja": "翻訳",
"pos": "v",
"words": [
"perform",
"do",
"make",
"execute"
]
}
]
つまり・・・ 「あなたができるならやりなよ」は・・・ 「あなたがcapableならperformなよ」 になります。「Youがcanできるならdoしちゃいなよ」を期待しましたが、そんなにうまくいきませんね笑
おわりに
今回はWordNetの和英/英和辞書を抜粋してWebAPIにしました。これと形態素解析を組み合わせることで、例えば「Youがcanできるならdoしちゃいなよ」みたいなツイートジャニさん語変換とか、ルー大柴先生語変換とか、そういう遊びができちゃいますね。